海岸環境問題

2010年1月23日 (土曜日)

中田島砂丘の状況と啄木鳥!

今日は、午後から遠州灘プロジェクトのシンポジウムなので、海岸の重要なところを見て置かなくてはと中田島砂丘の前面と内面、離岸堤3号機の設置工事を見に行ってきました。

かなりすごい発見がありました。

とりあえず、中田島砂丘の中には海岸の砂は入って来ない、砂丘内の砂は海岸線には出ていくことはないという完全に中田島砂丘と中田島町の海岸とは一本の線で線引きしていたのが、これまでの私の基本的な考えでした

しかしうれしい事に今日は、1箇所約35mの延長幅がライン割れをしているのに気がつきました

その背景には、やはり堆砂垣を続けてやって来られてきた努力の証だと思う、まだほんの少しだが中田島砂丘の復活の兆しは見えているが、内面が悪い、西側に浜松市でつけたデカイ要塞のような堆砂工が原因で、市民でつけた堆砂垣が無駄になっているものが多い。

あの堆砂工があることで、西からの供給がない限り、中田島砂丘内での堆砂垣の設置は無意味なものになるだろう

また離岸堤3号基の方は、既にシェークブロックの投入も始まって、今日も設置工事に来ていましたが、前に書いたように既にトンボロ現象は始まっており、上手側はもちろんのこと、下手側にもかなり寄与されているようです

あと養浜事業ですが、篠原海岸については現在総計で26,000㎥位の搬入が終わっています。

また汀線を見たときになんか漂着礫の量が少ないなぁと思っていましたが、昨日より礫の除去作業が始まっているそうです。

それと今日たこ場の、保安林内で啄木鳥を2羽見ました、最近すっかり姿を見なくなった啄木鳥、松くい虫の唯一の天敵と呼ばれている啄木鳥が少しは松枯れ問題に貢献してくれるとうれしいですね

もう一つ、今日の午後は、遠州灘プロジェクトのシンポジウムがあり、いつもよりは多くの意見が出て、まあまあよかったかなって思います。

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2010年1月10日 (日曜日)

専門用語:トンボロ

昨日のブログは、とりあえず写真しか載せなかったのでちょっと専門用語についての説明をしたいと思う

トンボロ(tombolo),ついて、これは海岸の侵食などの対策として自然の流れ(現象)を利用した、自然の復元方法の副産物であり、海岸の復元の促進をするものである(自分流に書いたのでいい加減だがそんなものかなぁ)

メカニズムはこうだ!!

日本各地の海岸で、目にするようになったテトラポッド、防波堤や海岸に着いたとこや沖に置いてある離岸堤(りがんていなどに利用されているコンクリートでできた海岸防護用のブロック

離岸堤は、海岸を防護するために汀線(なぎさせん(海岸線)にほぼ平行して設けられた防波堤であり、このような離岸堤があると、海岸の前面に島がある状態になり、陸地との間にトンボロ地形が生じる、つまり離岸堤と海岸の間に漂砂による三角形状の堆積地が造成される

簡単に説明すると、例えば海岸には24時間年中無休で、波が寄せたり帰ったりする垂直の動きと、海底の地形や海流などによって流れが生じる並行の動きがある

その動きをまとめ、大ざっぱに言うと単純に海岸線に並行にジグザグに動いており、着いたり離れたりしており、その動きを利用して砂や漂着物は移動している

そこへ島の出現により、海岸線に垂直の動きが止められれば、ジグザグの動きは切られてしまう、しかし並行の動きはそのままの為、ジグザグの最終地点となり島の後ろには砂が溜まってくる(トンボロ現象という・ゴミや貝殻なども多く漂着するようになる)、しかしその島の少し先まで行かないとジグザグがないので、ジグザグの進行方向の先へは、砂や漂着物の漂着がなく、削られるだけ削られるので異常な侵食が起こってしまうのである

だから自分たちの家の前の海岸が、侵食され危険が迫っているという緊急的なものではなく、海岸が狭くなったよねと言うくらいの海岸や、観光の資源となっているような海岸での離岸堤の設置は慎重になっている。

自分の家だけが守られれば良いと言う問題では、すまないのである

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